2010年9月アーカイブ

7周年に当たって

おかげさまで、ラッキーセブンの7周年、そして末広がりの8年目を迎えることができました!

何はさておき、まずは、ご愛顧をいただいている〜グリークをライフサイクルの中に入れてくださっている皆様に、そして、これから、グリークに行ってみようかな?と考えておられる皆様にも、厚く御礼申し上げます。

土曜日の今日は、最終受付が、平日の夜10時より早い7時なのですが、ちょうど夕方からの患者さんの治療が7時に終了し、室内の後かたづけをして閉院する前に、ビルの外の治療院の置き看板を片づけ始めた8時に転送携帯の電話が鳴りました。

名前を聞くと、よぎったのは、ここ数年来られてなかった、とても懐かしい顔でした。話を聞くと、かなりひきつった深刻な感じです。どうも急性腰痛〜ぎっくり腰のようです。もちろん、大丈夫ですよ、直ぐ来てくださいと伝えました。

ほぼ身体をくの字に曲げて、びっこを引きながら現れたのは、やはりあのHさんでした。痛がるHさんを、ほぼ痛くないエビの体勢でベッド上に寝かせた後、ここに至ったいろいろ話を聞きながら、立位時にチェックした痛部を中心に診ていくと、急性と慢性の腰痛が混在した、ちょっとやっかいな腰痛であることがわかりました。

いつもは、マッサージが主体で、鍼は苦手なHさんも、今日の治療は、患部の刺鍼は避けた、遠隔療法をメインとする鍼治療が一番有効と勧める私の言葉に観念?、素直に従っていただき、治療が始まりました。

約45分の治療後、ほぼまっすぐな姿勢で通常の早さで歩けるようになったHさんに、今日は、飲酒はしないこと、風呂はシャワーに留めること、自宅までの移動で腰部を動かし帰宅した直後、新たな痛みが出ていれば、腰部を15分冷やすこと、明日夜までは、例え痛みが消えるからと言っても温めないこと、痛みが軽減しても未だ治った訳ではなく、運動はなるべく避けること、患部を上にした横向きの姿勢で今日は早めに休むこと等々を伝えました。

さらに、来週の月曜日来院できるならば、そのときは患部への刺鍼も含めて、フォローアップの治療をしましょう、と言いました。

そういえば、明日の日曜日は子供の運動会だと、ぽつりと言ったHさん。「お父さんの競技参加は今回は避けた方がいいけど、応援はもう大丈夫でしょう。」治療直後に述べた自分の言葉が、ドアを出るHさんのまっすぐな後ろ姿を見ながら、再び聞こえてきました。

さて、すぐさま自宅へ電話すると、「おとうちゃん、開業7周年のケーキ、買ってあるからね!」と元気な息子の声。「家に着くのは9:30になっちゃうけれど、夕飯は・・・」と言うと、「全然、予定通りだよ。」と息子。後かたづけは月曜日の朝することにして、とにかく飛び出しました。

帰宅後、食卓を見ると、私が以前食べたいと言っていた栗ご飯と、私の大好物のぶりの照り焼きが並んでいました。頂きます!のあと、ちょっと遅くなった理由を大まかに述べると、妻も息子も、「よかったね!」の言葉。とても嬉しくなり、何だか、Hさんにも感謝したい気持ちになりました。有難うございます。

武道のたしなみ

息子が、そろそろ小学校に入学しようかという頃、ひとつ決断したことがあります。それは、息子に空手を習わせることでした。実は、そのかなり前から、何か武道のひとつを習熟させようと考えていました。いろいろな観点から検討した結果、空手道を選んだような次第です。

妻も、最初はそれほど積極的ではありませんでしたが、同意してくれました。男の子の場合は、時に戦わなければならない場面が、成長過程において、必ずや登場してきます。身体的な強さもそうですが、特に精神的な強さが求められるわけです。

ところが、昨今の日本の教育においては、特に男の子をびしびし鍛えるような訓練の場が欠如しています。それに代わるような場を息子に、親として提供してあげたいと思ったのです。

まあ、それほど硬いことでなくても、しっかり挨拶ができる子になって欲しいし、巷でよく聞く、いじめにも負けない子になって欲しい。昨今の社会情勢下では、護身術的な能力も、ある程度必要かも知れません。

もちろん、親としての躾はしますが、集団の中で礼儀をわきまえ、ある意味、型から入る体験を積み重ねて、いざと言うときに拠り所になる強さを身につけて欲しいと思うのです。

そう言えば、この子は、もっと小さい頃、テレビで相撲を見た後、早速、力士達がゆっくりと歩いて土俵まで進む動きを、面白そうに真似て繰り返していました。踊り場?で、しばしじっと立っている仕草まで忠実に行っていました。

案の定、初めて空手教室を見学した日の夜、空手着に見立てたバスタオルを厳かにたたみ、抱えながら、扉を開け膝をついて、「おっしぃます(オス、失礼します)!」と声をあげて、お辞儀をする入室のシーンから始まり、今日見たことを仰々しく実行していました。型から入る一連の流れを楽しんでいるようでした。

最近では、ときおり見せてくれる、回し蹴り、中段づき、肘打ちなど、大人の私に対してもかなりのパンチ力があり驚くほどです。やっているときの顔つきも実に生き生きとしています。空手とは関係のない友達との交流でも、さらに外向的になった感じです。やらせてよかった、そう思うこの頃です。今では妻も全く同じ気持ちのようです。

実は先週の日曜日、昇級を決める、初めての審査会があり、日頃の練習風景を見られないこともあり、興味津々、見学に行きました。やや緊張した面持ちながら、立派に型をこなす様を見ていると、親馬鹿ながら、頼もしくなりました。

この調子で、心身たくましい、元気な子に育ってくれれば・・そう思いながら、息子の動きを追っていました。 

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