2016年10月アーカイブ

13周年に当たって

bb1027.jpgこの13周年〜14年目を迎える直前、開業以来ほぼ13年間ずっと頑張ってくれた、ビル屋外の入り口に佇む置き看板を本体も含め新しくしました。デザインは今までに大きくは3種類変更したのですが、割と気に行っている直近のものを、少し手直ししてスマートにした感じです。ハード素材は軽量タイプで一回りコンパクトなものに変え、LEDの電飾で刷新しました。

この置き看板に関しては、今まで話題にもしたことがなかったのですが、この13周年という機会に少し触れてみようかと思います。

実は看板には思い入れが多分にあるのです。それは、毎朝否応無しに、ビル玄関踊り場の少し奥に入れたそこそこ重量感のある看板を、カバーをはずして外に引っ張り出し、ブロックで高さや向きを調整し、雨の日でも全体を隅々拭くことから一日が始まるからなのです。

会社へと急ぐサラリーマンの方々の目には、土砂降りの雨の中でも、ひたすら看板をこする姿は異様に映るかも知れませんね。

でも、これも看板への感謝と挨拶の気持ちの表現なのです。例えば、昨日看板を見て初めて来院された○○さんを迎え入れてくれて有難う!と。 そして、この内神田と言う街で、また今日も1日、安泰・平穏に仕事を遂行することへの、宜しくという気持ち・・・などです。


もちろん、看板に傷がついてないかどうか等のチェックするリスク管理もあります。また夜になって、一日の汚れを拭いて、又奥に仕舞う時も同様の思いで行います。 

そして、この作業中に、隣の古民家に住むおじいさんと世間話をしたり、他のテナントで仕事をする方々と挨拶をし近況を聞いたり、近所のビルに職場がある常連のサラリーマンとケア後の状況を含め会話を交わしたり、行き交う人々から、スポーツ・マッサージとはどういうものなのかと質問を受けたり、道を聞かれて返答したりと、さまざまな交流の場も提供してくれているのです。

個人事業のこのような仕事を始めてから、朝と晩、毎日15分程度ずつ必ず繰り返す、この一見単調に思える作業も、実は私にとっては、このような意味のある大切なものなのです。

おかげさまで、14年目の初日も、あっという間に忙しく通り過ぎてゆきました。

治療や接客というメインの仕事だけではなく、実は雑用と言われる上述のようなその他の作業が、これでもか!と言うほど無数にあるのですが、これらすべての意味ある仕事に心を込めながら、又一年頑張ってやっていこうと思いを新たにしました。

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