15周年を過ぎて

とうとう神田当地で15周年〜16年目を迎えました! と言いたいところなんですが、又も雑用を含めての日々の忙しさで、PCに向かってしたためるのが何と5ヶ月余りも過ぎてしまいました。

かなり前、忙しさを楽しむなんぞの、崇高な方の文章を拝見したことがあるのですが、私はとてもそのようなできた人間ではなく、そんなことは全く不可能なのですが、とにもかくにも、このような長い期間、ささやかながらも自分なりに社会貢献できている現状に感謝感謝の思いでいっぱいです。

さて、今あらためて自分の仕事場を眺めてみると、壁の随所に絵画が掛かっていることに気づきます。これらは実は息子が小学校の時に描いた絵を飾っているものなのです。

多分にお世辞が含まれているのでしょうが、これらを見たお客さんや患者さんの少なからぬ方々から、色使いがとても上手い、構図が素晴らしい、発想が凄い、とても癒される・・・はては絵の道に行かせてあげては?等々のお褒めの言葉を頂きました。

そのたびに自宅に戻りこのことを本人に話すと、ケロッとしていて、そんなうまくないよの一言で片付けられるのです。

以下にその絵画の画像を貼付させて頂きます。

『とてもいい夢を見ている人』 3年時の作品

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『葉っぱのロケット』 3年時の作品

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『自然の森』 5年時の作品 版画で自然を描くように言われた。

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『幻のランドセル』 5年時の作品 ランドセルをかくように言われた。幻という言葉はかっこいいので付けた。 

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『心の光』 6年時の作品 紙を絵の具で塗り、切り取って絵を作るように言われた。

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そして本人に聞いても、絵にはあまり興味がないようで、むしろ音楽〜歌の方がずっと関心があるようなのです。実はここ3〜4ヶ月は高校受験の勉強で、普段とは打って変わって猛勉強していたのですが、その際も歌を聞きながらで(本人曰くその方が集中できるとのこと!)、風呂場まで携帯のミュージック・プレイヤーを持ち運んでは大声で歌っているのです(それは今も変わっていません)!

めでたく都立の第一志望の高校に合格できたので、私もほっとしているのですが・・・

かく言う私も、昨今、ささやかな気分転換はヒトカラで、テレビのカラオケバトルで有名なLIVE DAM STADIUMの精密採点での得点向上にはまっているのです。

現在の最高得点の歌は97点超え、95点超えは96点超えも含めて18曲で、某サイトにアップしておりますので聞くことができます(笑)。

箱根旅行

今年は息子も中学3年生で、来春は高校の受験もあり、ディズニーリゾートやUSJでの娯楽の計画はなくなりました。でも中学生最後の夏休み、気分転換も兼ね、1日くらいは日帰り旅行もいいかなということになり、昔よく行った箱根へ行くことになりました。

まず、小田急ロマンスカーのチケットの購入から始まりました。ネットで調べると、展望席の存在が気になりました。展望席はロマンスカーのシンボルとして親しまれ、目の前に続く線路、流れゆく迫力の風景、運転士になったようなわくわく感、それは、展望席でしか体験できない乗車の醍醐味なのです、と言う文言に惹かれました。

先頭車両の三列目位までが、それに相当するようです。最後の車両の前列もそれに当たるようですが、先頭に比べれば迫力は半減するでしょう。申し込み用紙を貰っておこうとあらかじめ、新宿の窓口に行き、そのゲット情報も得ようとしたのです。

1ヶ月前の10時から、窓口以外にネット、電話でも購入できるようですが、何分数が少なく瞬時になくなるとのことです。妻に相談すると、諦めたほうがいいとのことでした。そんなことで、神経をすり減らすより、普通に乗って行ければいいよとのことでした。

昔、箱根によく行ってた頃と同じ新宿7時発の列車に決め、もちろん早めに指定券を購入しようと、一応、1ヶ月前の9時半頃、窓口に並びましたが、私自身、展望席のことは既に諦めていました。しかも、おじさんとおばさんが既に並んでいて、3番目の自分が対応された時は、10時10分位で完全に頭から消えていました。

出発日や人数等伝えて、購入を進めて、最後に小声で「展望席があればそれにしたいですが、ダメですよね。」とふとつぶやくと、しばしして、「三列目なら取れますがどうしますか?」との返答でした。

嬉しさのあまり、その他の確認事項は、もう聞くのを忘れていました。妻にメールすると、『すごい!完全に無理だと思っていたので、もうびっくり!多謝です!!(*´∀`*) キャッキャ♪ 』 でした。

当日日曜日の朝は、平日と同じ6時頃目を覚まし準備を済ませて、家を出発しました。新宿駅構内のいつものお弁当屋で朝食を購入しようと思っていたのですが、いつも開いているその店は未だ閉まっていました。

仕方なく他の店で弁当を購入することにしました。箱根に行く時いつも買う三色位のでんぶが乗った弁当はなかったので、無難な幕の内にしました。妻と息子もそれぞれ好きなものを購入しました。

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食後は、車内では恒例となった、ババ抜きのトランプを又行いました。一回目は、自分の手持ちはあっという間に数枚となり、これは幸先いいと喜んだのですが、結局は、一位が妻、二番目は息子で、ババ持ちとなりました。二回目は、又妻が一位となったのち、熾烈な最下位争いを息子とした後、危うく連続の最下位を免れました。

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ふと、外を見ると、富士山が見えてきました。確かに通常の座席とは違い、視界は広くパノラマ感が感じられました。ただ、欲を言えばやはり最前列がいいなあと思いました。

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窓から写真を撮ったりしているうちに、やがてロマンスカー終点の箱根湯本に着きました。そこから、箱根登山鉄道で強羅まで行き、ケーブルカーで早雲山、ロープウェイで最初の目的地の大涌谷に着きました。

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ここでは、硫黄泉噴煙があがる遊歩道の大涌谷自然遊歩道を散策して、硫黄泉で出来たての黒玉子を食べるのを楽しみにしていたのですが、遊歩道は数年前の火山活動の活発化以来、未だ閉鎖中で入れませんでした。

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大涌谷駅周辺の売店で5個入り500円の黒玉子を購入し、息子と妻はおいしいと2個ずつパクついていました。1個食べると7年寿命が延びると言われているこの玉子。来春にかけて受験を控える息子が、風邪など引かないで元気で過ごせるように願いながら、私もあつあつの黒玉子を堪能しました。

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再びロープウェイに乗車し、終着駅の桃源台に着きました。ここには、芦ノ湖の海賊船が発着するターミナルがあるのですが、過去に海賊船は乗っており、今回の目的は違うところにありました。芦ノ湖を一望する桃源台のビューレストランで昼食を取ることでした。

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息子と妻は、ここのお勧めの朝霧高原豚のカツカレーで、私はビーフシチューでした。未だ空いている店内の特等席で景色を一望しながら、皆、満腹になりました。

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再度、ロープウェイ、ケーブルカーそして登山鉄道で戻りながら、彫刻の森駅で降りました。
箱根彫刻の森美術館をもちろん見学する為です。

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屋外の気に入った彫刻作品を撮影しながら、前から行きたかったピカソ館で世界的巨匠の絵画を鑑賞しました。

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息子らはここのショッピングモールで菓子類をお土産に買い、何故か私はここにしかない、箸を買いました。少し前、前歯で箸の先を噛み切ってしまい、どこかで買わなければならないと思っていたのです。

彫刻の森を出発し箱根湯本に着くと、駅構内の売店、『箱根の市』で、帰りのロマンスカーの車内で食べるお弁当を購入しました。この店は夜9時迄開いているのですが、夕方前位になると、お弁当類は完売し、困り果てた経験が過去にあるのです。周辺の店もほとんどが閉店し、売店の乾き物のおつまみ類しか口にする物はないのです。

2時過ぎのこの時刻は、各種のお弁当がうず高く並べられ、どれもおいしそうで、選ぶのに迷ってしまいました。結局、息子は牛豚鶏の肉類が詰まった弁当を、妻はたつ田弁当を、そして私は種々のおかずが散りばめられた、はこね大名弁当とコロッケとメンチが挟まったロールパンを購入し、夜8時位に取りに来るからと預けておきました。

その後、箱根湯本の商店街を散策しました。様々なお菓子や漬物、佃煮類が所狭しと店頭に並ぶ中、息子が小さい頃購入した、寄木細工の伝統工芸のからくり箱を売っている店(藤屋民芸店)を再度訪れました。当時はからくりの面白さで一心に物色していた息子ですが、今は興味も薄れた感じで、何故か寂しい気がしました。

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結局、息子は握り寿司の形をした飴を、自分への土産に買っていました。

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さて、箱根の醍醐味、温泉を満喫すべく、天山湯治郷に向かうバス停を探しました。

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実は、1時間で2本しかないバスの時刻を、あらかじめネットで調べ、さらに、8月のお盆明けの日曜日も、同じ時刻に発車してるか、バス会社に電話して確認するという徹底ぶりでしたが、そそっかしい一面が出てしまいました。その時刻は温泉宿から駅に戻る逆の時間だったのです。まあ、15分待ちで、次のバスが来たのでよかったのですが・・・

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天山湯治郷は基本的に日帰り温泉ですが、大きな露天風呂が特徴で、趣のある岩や階段もあり、ゆったりと落ち着いて入浴を堪能しました。くつろいだ雰囲気の中で、息子としばしのコミュニケーションも取ることが出来ました。

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宿内に小さな土産物を売っている酒落亭と言う店があり、ふらっと立ち寄り、タオル類や木製の土産品が並ぶ中、珍しいゆずの精油が売られていたので、買うことにしました。店員にいろいろ話を聞き、有機栽培であることも安心しました。グリークではアロマ・マッサージで、特に男性が好むオレンジスウィート等、柑橘系の精油をメインに用いていますが、ゆずはなかなか見かけず、優しい中にもパンチがあるその香りはとても期待されます。スポーツアロマ・マッサージを受ける皆様は楽しみにしていて下さい(笑)。

真っ暗になった中、バスで湯本駅に着くとすぐさま、『箱根の市』で弁当を受取る一方、梅酒やお茶等の飲み物を購入し、帰りのロマンスカーに乗り込みました。着席するや否や、皆、お弁当を食べ出し、やがて電車が動き始めました。

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車掌さんが見回りに来て、指定券の番号と席番号が一致するのを確認してきましたが、向かい合わせにシートを回転していた為、少し番号が違っていました。でも、遅い時間の為か、車内は一車両に数名とガランとしている状況で、一言加えながらも笑いながら見逃してくれました。こんなことでも、何か凄く嬉しくなりました。

今年はついに息子に背の丈で抜かれました。息子が自分の横をすいすい歩く中、ふと、幼児の頃ディズニーランドに行った帰り、電車の中でぐっすり眠ってしまい、息子を抱え駅から上り坂の家路をふぅーふぅー言いながら急いだことが、とても懐かしく思い出されました。

もう記憶の中だけになった過去の想い出の世界と、将来への期待のシーンが交錯する中、これからしばらくは、勉学に専念する息子の後姿を見ながら、今年最後の家族旅行が幕を下ろしました。


14周年に当たって

日々の忙しさの中、15年目〜14周年もあっという間に過ぎてゆきました。正直、もうこれだけの長い年月を経験したという実感が全くないのですが、一方グリークのコンセプト〜自分の求めている治療院の対象の絞込みや治療スタイルが、ようやく形となって出来上がってきたと感じている今日この頃なのです。

この都心の一角の小さな場所で、働き盛りの男たち、スポーツで勝負するハードな男たち、トレーニングで身体を鍛える男たちを、心身両面でサポートし、尽力してゆける体制になってきたという事です。

グリークの対象の理由や特徴の具体的な説明は、「10周年に当たって」と「11周年に当たって」をお読み下さい。

要するに、本当によい〜奥深い治療を、最適な雰囲気下で、特徴を十分出しながら、遂行していく為にはどうしても対象を絞っていく必要があるのです。八方美人的な姿勢では、それなりのサービスしか提供できないと言う訳です。

私は、この業界でトップクラスの東洋鍼灸専門学校で、東洋医学の様々な本質を学ぶと共に、解剖、生理、臨床医学といった勉学やスキルを磨いてきました。一方、臨床経験を積む修行時代は、昼間のマッサージ繁盛店だけではなく、敢えて深夜のサウナでも働いてきました。

昼間だけではなく夜の客層の本当の姿やニーズ、また、施術する側の人間模様(後日、機会があれば、触れてみたいなと思ってますが)の把握や職人的な手法などもマスターしておきたかったからです。これらの経験は今でも大変ためになったと思っています。

一例として、オイルマッサージをあげてみましょう。日本では、女性が施術し、又殆ど女性が受ける、エステ的なマッサージと考えられているのではないでしょうか? 現に日本のほとんどのサウナでは、オイルマッサージの施術者は女性だけです。

でも欧米やアジアの海外では、全く違います。詳しくは書きませんが、まず、施術者〜セラピストは男性が主流です。それは、単に撫でるだけではない、筋肉に圧をかけ続けるオイルマッサージの場合は、まさに指圧でピンポイントの強圧を、連続して身体中にかけなければならず、相当ハードな労力が要求され、まさに男性向きだからです。

私が夜中働いていたサウナの大型店でさえも、オイルマッサージの施術者は女性限定でしたが、その女性の同僚たちは、オイルマッサージの予約が入ると、単価が高いだけに嬉しがっていた反面、通常の指圧系のマッサージと比べて、倍近く疲れるとこぼしていたのです。

また、海外、特に欧米では、各種アスリートやビジネスマンを中心に男たちが、オイルマッサージを受けるのが、ごく一般の習慣となっているのです。

ここ日本でも、仕事を終え疲労困憊した男たちの、オイルマッサージを男性にやってもらいたいと言う声を、深夜のサウナで、かなり耳にしました。

まあ、井の中の蛙とならないよう、絶えずアンテナを張りながら、これからも頑張っていきたいと思いますので、今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

大阪旅行第二弾

今年の春も大阪旅行に行ってきました。主な活動内容は昨年の院長ブログの「大阪への卒業旅行」に記したのと同じく、一日目はスパワールドでの温泉三昧、二日目はUSJでの各種アトラクションの堪能です。 でも今回、特にUSJでのアトラクション体験は、かなり濃密なものとなりました。

朝、東京駅発7時過ぎの新幹線に乗るべく、5時半には起床し準備を始め、6時過ぎに家を出発しました。土曜日の早朝でしたが、GW初日のせいか、在来線の車内は満員でした。

東京駅で朝食用の弁当を買ったのですが、"駅弁屋 祭"は昨年かなり混んでいて、乗車直後に出発と言う際どいタイミングになってしまったので、今年は空いていた南口の奥の膳まいで崎陽軒のシュウマイ弁当を買いました。妻も同じものを買いましたが、違う陳列棚にある、同じ崎陽軒のシュウマイ・チキン弁当を後で見て、これにすればよかったと後悔していました。息子は大好物の唐揚げ弁当です。

品川までは早速、朝食タイムとなりました。弁当が済むとトランプ係に任命した息子は、昨年同様、ババ抜きでいいかと確認後、手馴れた手つきで切り始めました。1回目はこの私が勝利し妻が最下位でしたが、2,3回目は息子と妻がそれぞれ勝ち、私が最下位でした。最後は妻の勝ちで、息子と私のし烈な最下位争いとなりましたが、どうにか3戦立て続けの最下位は免れました。

私がカードを取らせる時、ババから私の目が離れていないと息子は笑っていました。又妻はババを取った時、私の表情の変化で直ぐわかると言っていました。私はポーカーフェイスで平然を装っていたつもりなのですが・・・

やがて、昨年同様、新大阪までは息子と妻は眠りについていました。私は特に明日の行動について、情報収集などをして過ごしました。

新大阪駅に到着すると、昨年同様、息子は飛び交う大阪弁を面白がり早速真似ていました。大阪駅を経て新今宮駅へと在来線で移動するのは、昨年の記憶で問題ありませんでした。

スパワールド手前のドンキホーテで目覚まし時計を購入した後、スパでの手続きを済ませ、正式なチェックイン前の入浴となりました。

昨年は3月末でしたが、今年、4月末に敢えてした理由のひとつは、大きく2種類ある風呂のゾーンを、今年は違うタイプにする為でした。古代ローマ、ギリシア、アトランティス、イタリア・カプリ島、スペイン、地中海、フィンランドのヨーロッパゾーンと日本、イスラム、ペルシヤ、バリ、ドクタースパ、大檜風呂のアジアゾーンがあるのです。

spaworld.jpg奇数月と偶数月で、男性用と女性用が、交互に変わるのです。昨年、男性用は、アジアゾーンでしたが、今年はヨーロッパゾーンを楽しむことができました。ギリシアのパルテノン神殿にエレクティオン女神が佇むハーブ湯浴場や古代ローマのトレビの泉の銅像がそびえる豪華なジャグジー風呂などを満喫しました。

今回も、浴室内の喫茶室、オアシスドリンクで、昨年同様、息子と一服しました。息子は甘辛に味付けした餅を、私は冷凍みかん食べ、小腹を満たしました。

入浴後は、せっかく大阪まで来たのだから、代表的な大阪の街を見てみたいという息子の希望もあり、なんばの繁華街に繰り出すことにしました。当初は地図を見ながら、ぎこちなく歩いていましたが、やがて大阪の雰囲気にも慣れ、地図なしで勝手に赴くままに進み、テレビにもよく出る、道頓堀のグリコの大きな看板にたどり着くことができました。

グリコサインをバックに記念写真を撮ったのですが、通り過ぎる通行人や観光客らしき人たちにお願いをして、シャッターを押してもらいました。しかし、グリコを背景に入れるようにお願いしてなかった、カメラは横より縦にして撮影するのがよかった、丁度逆光になるのでフラッシュが必要だった等々、撮った画像を確認してからいろいろ気付くとともに、再度のチャレンジを繰り返し、結局何人もの方にお願いすることになりました。

587.JPGどの方も皆さん、とても親切に対応して頂き、もう感謝の気持ちでイッパイでした。本当に有難うございました。でも想い出の作品を素晴らしい物にするためには、恥ずかしさにもめげず、労を惜しんではいけないのです(笑)。 妻と息子は半ばあきれ果てていましたが・・・・

599.JPGくいだおれ太郎を横目に道頓堀の繁華街を歩きながら、土産物店で買物をした後、昼食を取ることにしました。夜はお好み焼きを食べる予定なので、昼はうどん、たこ焼き、ラーメン、寿司・・・何にするか、息子や妻に聞きましたが、何でもいいと言うので、先ほど見た小さな飲み屋風の串かつの"合格や"にしました。

594.JPG10人ほどのカウンター席は丁度イッパイで、入口すぐの小さなボックス席に座り、めいめい好きな串カツを注文し平らげました。たこ焼きの串カツは興味があり頼みましたが、たこ焼きに串が刺さってるだけの感じでした。でもどれもとてもおいしかったです。

595.JPG地下鉄で動物園前駅に戻り、スパワールドに帰る前に新世界のレトロな下町を散策しましたが、やたら串カツの店が多く、多数のお客さんで賑わっていました。ここ新世界は串カツの聖地だったことを、この時思い出しました。

608.JPGスパワールドのホテルにチェックイン後、再度入浴した後、旅行のもう一つの楽しみとして、マッサージを受けました。昨年、待ち時間が長くて諦めた楽庵で、担当は40代くらいの男性でした。いつもと同様、首以外は強めでお願いしました。強さも程よく、ツボも的確で満足することが出来ました。

楽しみにしていた夕食の時間です。昨年行った、お好み焼きのお店、鶴橋風月に今年も行くことに決めていました。昨年食べておいしかったとんぺい焼きを初め、お好み焼きや焼きそばも大変美味でした。

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617.JPG私はお酒も注文しましたが、テーブルにあった氷漬けのレモンサワーのパンフレットの写真がどうしても気になったのでこれにしてしまいました。ところが、コップ内は、ほとんどレモンの果肉の氷漬けで純粋のサワーの液体の部分が極めて少なく、2杯目からは割安のお代わりもしましたが、これも同様で、ほとんど飲んだ気がしなくてこれは大失敗でした! 食事も終わり、軽く再度入浴した後は、明日の強行軍に備えて、皆早く就寝することにしました。

翌朝5時頃、目が覚めた私は、未だしっかり熟睡している妻や息子を残して、朝風呂でリフレッシュすることにしました。夜の風呂もいいけれど、早朝の風呂も実に気持ちがいいもんです。風呂の半分位は清掃で入れませんでしたが、入浴客も少なく、身体を思い切り伸ばしてリフレッシュすることができました。

部屋に戻ると妻も息子も起き始めていました。今回は、館内の炉端居酒屋でバイキング形式の朝食を食べることにしました。 6時半開店と同時に入店しました。和食と洋食がありましたが、やはり和食が充実していて、ほとんどこちらの料理を選択しました。

619.JPG好物の納豆やマカロニサラダは外しませんでした。ご飯も2杯しっかり食べて朝から腹いっぱいになり、午後遅めの昼食にも備えることができました。

さあ、USJへの出発です。時計を見ると7時半と丁度いい時間です。天気も快晴で申し分のない日和です。新今宮駅から西九条乗換えで、ユニバーサルシティ駅には8時半前に到着しました。

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IMG_4521.JPGUSJのシンボル、ユニバーサルグローブ(地球儀)の前で、USJの管理職員と思われる方に、1枚だけですよ、と言われながら、撮っていただいた写真、又入園直後、キャラクターのアーニーに運よく出くわしスタッフに、家族共々撮ってもらった写真が、とても良く撮れていて、年賀状の画像に使おうと決めました。

IMG_4525.JPG今回は行くからにはと、かなり力が入ってしまい、指定した時間帯に行けば待ち時間がほとんど無くアトラクションに乗車できる、エクスプレス・パスを身の丈以上に購入してしまい、予算的にはかなり厳しい状況でした。でもおかげで、10のアトラクションが優先的に乗れることになりました。

633.JPGまず一番目は、私が大好きなハリウッド・ドリーム・ザ・ライドです。息子はこれには抵抗があり、当初はかなり渋っていましたが、息子が希望するアトラクションを加えるとの交渉で何とか乗ることを約束させたのです。

期待に違わず、純粋に迫力のあるジェットコースターは、童心にかえってエキサイトし、もう一度乗ってもいいのだが、と繰り返しつぶやきました。息子は案の定、もういいよと受け付けませんでした。

二番目はジョーズです。ボートのツアー中、人食いザメの襲撃を受けるのですが、これは何故か昨年経験したより、はるかに面白く、又乗ってもいいと思えるようになりました。妻も同様のことを言っていました。ただ激しい水しぶきの為、相当びしょびしょになることは覚悟しなければなりません。

IMG_4530.JPG三番目はジェラシック・パーク・ザ・ライドです。これは最初はのんびりと草食恐竜を見学しているのですが、最後は肉食恐竜から逃れる為に、高低差約26mからボートもろともダイブするのです。落ちる瞬間の記念写真は、今年も買うことにしました。

IMG_4539.JPG四番目は息子が殊のほか気に入っている、ザ・フライング・ダイナソーです。これは、昨年デビューしたばかりで今年も最注目のアトラクションです。もちろん、息子は大満足の様子でした。しかし、このコースターは私が大の苦手の回転系が多分に含まれ、乗車後は案の定、気持ち悪くなってしまいました。周りの景色も、今までと一変したような感じです。

IMG_4550.JPG気を取り直し、次の五番目の未だ一週間前ほどにオープンしたばかりのミニオン・ハチャメチャ・ライドに向かいました。未だ4月だというのに、日向はもう夏のような暑さになっていました。ミニオン・パークのエリアは物凄い人だかりができていました。

まだエクスプレス・パスの指定時刻迄には時間があったので、妻と息子は近くの土産物店で物色してましたが、私はベンチに座って、先ほどの余波が消え去るのを待っておりました。

やがて指定時刻になり、パスを見せ、多くの見物客の中、意気揚々とアトラクション内に入ったのですが、機械の不具合か何かで30分程待たされるハメになりました。

さあ、今回、USJで一番人気のアトラクションが始まりました。舞台は、怪盗グルーの邸宅兼研究室。グルーが発明した特別なビークル(乗り物)に乗り込むと、ハチャメチャ体験がスタート。研究室をめまぐるしく駆け巡ったり、思いっきりハジけ飛んだり、地の果てまで真っ逆さまに落ちてしまったり・・・・・・・想像を超えた大騒動に巻き込まれていくと言うシナリオです。

IMG_4559.JPG世界最新鋭高性能レーザープロジェクションシステムを使って、直径20mを超える巨大ナノシーム・ドームスクリーンに投影されるクリアで色鮮やかな映像と、ダイナミックで激しいビークルの動きが見事にシンクロ。ミニオンが繰り広げる大騒動の臨場感を、体いっぱいに体感できると言う触れ込みです。

特に息子は、その面白さを満喫したようですが、何分、ダイナソーで体調を崩された私は、又も激しい回転系の動きでさらに気分が悪くなってしまいました。この後のアトラクションには、どうか回転系の動きは無いことを願うばかりだったのですが・・・

六番目はドラゴンクエスト・ザ・リアルです。シリーズ累計出荷本数6600万本以上を誇る国民的ゲーム『ドラゴンクエスト』の世界をリアルに再現したアトラクションです。

ゲーム類には全く興味のない私ですが、このアトラクションを大過なく過ごす為にか、妻が2,3週間前に、関係する情報をプリントして渡してくれました。そこには、冒険の手引きと、冒険時の役割なる職業ごとの戦い方が記されていました。

私と息子はバトルマスター、妻は魔法使いとのことで、バトルマスターは通常攻撃、強力な特技①、強力な特技②の3種類の技をあらかじめ覚えなければならなかったのです。当初、放置していましたが、さすがに1週間程前から、特に息子に迷惑はかけられないと、練習することにして、暇を見つけてはポーズを体に覚えこませていました。

その甲斐あってか、当日は高得点で見事魔物も退治すると共に、誇らしげに記念写真にも納まり、いい想い出を作ることができました!

さすがに朝食で腹いっぱいになったとはいえ、午後2時近くになると空腹感が大きくなってきました。 昼食は妻が『ロンバーズ・ランディング』で本格イタリアンのメインディッシュとデザートビュッフェを予約しておいてくれました。 雰囲気も含めて、かなりの満足なランチを楽しむことができました。

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IMG_4582.JPG七番目はエヴァンゲリオン XRライドです。 360度創り込まれたリアルな3D映像と予測不可能なライドの動きがシンクロ。巨大な使徒から逃げ惑う恐怖と躍動感を全身で体感できるアトラクションです。

XRライドとは視覚と聴覚で別世界へ誘うVR(ヴァーチャル・リアリティ)を進化させ、眼前に広がる世界と、ライドの重量感覚などの刺激を完璧にシンクロ。360度見渡す限りの別世界で巨大な敵と遭遇するなど、想像をはるかに超えた体験が可能になると言うものです。

妻は特に360度視界が開けるこのアトラクションに感動し興奮していましたが、勇者の体験とリラックスしたランチで、ダイナソーの悪夢が消えかかっていた私は、パワフルな回転系の動きで、又あの不快な感覚が呼び覚まされてしまいました。ここでもう、止めておけばよかったのですが・・・

八番目はゴジラ・ザ・リアル・4-Dです。戦闘機に乗り込み、大阪の街で暴れまわるゴジラのもとへ出撃。壮絶かつ大迫力の戦闘に巻き込まれてゆくシアター・アトラクション。

新ゴジラの映画鑑賞を堪能し、治療院内のバスマットやフィギュアなど、ゴジラ・グッズも取り揃えていた私は、本来ならリアルな体験に凄く満喫できたアトラクションだったのでしょうが、いかんせん、ダイナソーで不調になった後は、ちょっとの回転系でも不快感が呼び覚まされ、満喫とは程遠いものでした。まさに乗り物酔いに陥った感じで、もうこの後はパスするとの決意を固めておりました。

次はハリー・ポッターのエリアに向かいました。昨年は午前中、ここで過ごしたのですが、夕闇迫る薄暗がりの魔法の世界は、いっそう趣があり最高でした。

IMG_4594.JPGハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーは、息子と妻が乗りました。その間ベンチに座って、女子高生の団体が賑やかに落ち合う様子をぼんやりと眺めていました。孤独なおじさんが疲れて休んでいると思われたでしょうか。まあ、昨今は飲食店でのおひとりさまでも代表されるように、一人で各所で行動するのがトレンディー、当たり前のようになってきているので、珍しいことではないのでしょうが・・・

IMG_4596.JPGやがて、息子たちが戻ってきて、買物をすることになりました。まずは、ここでの楽しみのひとつ、バタービールを購入し飲み干しました。これは一飲に値します。ノンアルコールですが、おいしいですよ。

691.JPG酔った気分になったのか?意を決した息子は、マジカル・ワンド(魔法使いではない普通の人間の為の杖)を自分の小遣いで買うことになったのです。多数の杖が並んでいるオリバンダーの店で、息子は種々の杖をかなり時間を掛けて検討し、割と高価なマジカル・ワンドを買うことに決めました。

そして直ぐに屋外に出て、魔法がかけられる場所が記されたマップを見ながら、まずは、扉に向かって杖をいろいろと動かしていると、閉まっていた頑丈な鍵がスルスルと解き放たれました。少し歩いてツボが積み重なった所で、杖を動かすと、一番上のツボから水が噴出してきました。息子もちょっと驚いて後ずさりしましたが、もう完全に魔法使いになったようです。再度繰返していました。

次に窓越しにおもちゃがくるくる回っている、民家の外で杖を操ると、今度はおもちゃが止まってしまいました。妻に尋ねると、時間をも止めてしまったとのことです。

ホグワーツ特急の横に、ホームに着いたばかりの生徒の荷物が積み上げられてあるのですが、ここで杖を使うと、今度はいくつかの鞄がパカパカと口を開けたのです。もう、息子も有頂天で、「何か、今日は調子いいよ。」と声を上げていました。

最後に、奥まった石造りのツタの絡まる壁の前で、魔法を駆使すると、何と空から雪が舞い始めたのです!凄い!息子は本当に魔法が使えた喜びを満喫したようです。

最後のアトラクションのフライト・オブ・ザ・ヒッポグリフはもう皆パスすることにして、夜の帳が徐々に下りてきた神秘的なハリーポッターのエリアを後にしました。

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696.JPG夜7時も回り、各種イルミネーションに輝くUSJを後にして、新大阪駅へと向かいました。

在来線側の駅構内にある弁当屋は、各方面へ帰る時間帯でもあり、相当な混雑ぶりでした。その勢いに押されたのか、我々もバタバタと、それなりの弁当を買ってしまいました。 でも新幹線側の駅構内に入ると、各所ある弁当屋は比較的空いていて、種類も多く、こちらで買えばよかったと後悔しました。

車内では、早速お弁当を広げて、皆、黙って平らげ、その後息子たちは、眠りについてしまいました。

来年は、息子も、もう中三で高校受験の年になります。年齢も考慮すると、大阪への家族旅行も、今回が最後になるのかなと、少し寂しい気持ちになりました。

でも、今後の成長も含めて、またきっと、新たな楽しみも、いろいろできるだろうから、それを力に頑張ろうと、息子の寝顔を見ながら思っているうちに、やがて自分もうとうとと、意識が無くなっていきました。

13周年に当たって

bb1027.jpgこの13周年〜14年目を迎える直前、開業以来ほぼ13年間ずっと頑張ってくれた、ビル屋外の入り口に佇む置き看板を本体も含め新しくしました。デザインは今までに大きくは3種類変更したのですが、割と気に行っている直近のものを、少し手直ししてスマートにした感じです。ハード素材は軽量タイプで一回りコンパクトなものに変え、LEDの電飾で刷新しました。

この置き看板に関しては、今まで話題にもしたことがなかったのですが、この13周年という機会に少し触れてみようかと思います。

実は看板には思い入れが多分にあるのです。それは、毎朝否応無しに、ビル玄関踊り場の少し奥に入れたそこそこ重量感のある看板を、カバーをはずして外に引っ張り出し、ブロックで高さや向きを調整し、雨の日でも全体を隅々拭くことから一日が始まるからなのです。

会社へと急ぐサラリーマンの方々の目には、土砂降りの雨の中でも、ひたすら看板をこする姿は異様に映るかも知れませんね。

でも、これも看板への感謝と挨拶の気持ちの表現なのです。例えば、昨日看板を見て初めて来院された○○さんを迎え入れてくれて有難う!と。 そして、この内神田と言う街で、また今日も1日、安泰・平穏に仕事を遂行することへの、宜しくという気持ち・・・などです。


もちろん、看板に傷がついてないかどうか等のチェックするリスク管理もあります。また夜になって、一日の汚れを拭いて、又奥に仕舞う時も同様の思いで行います。 

そして、この作業中に、隣の古民家に住むおじいさんと世間話をしたり、他のテナントで仕事をする方々と挨拶をし近況を聞いたり、近所のビルに職場がある常連のサラリーマンとケア後の状況を含め会話を交わしたり、行き交う人々から、スポーツ・マッサージとはどういうものなのかと質問を受けたり、道を聞かれて返答したりと、さまざまな交流の場も提供してくれているのです。

個人事業のこのような仕事を始めてから、朝と晩、毎日15分程度ずつ必ず繰り返す、この一見単調に思える作業も、実は私にとっては、このような意味のある大切なものなのです。

おかげさまで、14年目の初日も、あっという間に忙しく通り過ぎてゆきました。

治療や接客というメインの仕事だけではなく、実は雑用と言われる上述のようなその他の作業が、これでもか!と言うほど無数にあるのですが、これらすべての意味ある仕事に心を込めながら、又一年頑張ってやっていこうと思いを新たにしました。

大阪への卒業旅行

この3月、我が息子も6年に渡った小学校生活を卒業しました。そのお祝いも兼ねて先日、大阪へ一泊旅行をしてきました。

息子は、未だ新幹線に乗ったことがなく、初の遠距離の旅行経験もさせてあげたかったのです。そして大阪と言えば、何と言っても、ディズニーリゾートと並んで人気沸騰中のUSJ!、このテーマパークの訪問が目玉でした。更に宿泊先として、一度にいろいろなタイプの温泉も楽しもうと、スパワールド 世界の大温泉を選びました。

まず、宿泊先の予約が最初にやらなければならないことでした。昨今、特に関西ではホテル等の予約が、外国からの観光客の増加で、かなり難しくなっているからです。

3ヶ月前の12月1日の朝10時に、ウェヴサイトで、土曜日や日曜日で予約をいくつか試みたのですが、筆頭候補日の土曜日はあっという間に予約済みになってしまいました。結局、月末の日曜日を予約することができました。

次にUSJのチケットを購入しなければなりません。1デイ・スタジオ・パスはもちろんですが、勝手がまるでわからぬ初めてのUSJで、あたふたすることなく、人気のアトラクションに乗る為に、エクスプレス・パス4スタンダードとエクスプレス・パス4スリルを購入したのです。

当初、価格を考慮して、スタンダード4のハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド、ジョーズ、ターミネーター2:3ーDの4つのアトラクションで今回は満足しようと思ったのですが、今春3月から開始のザ・フライング・ダイナソーがどうしても体験したくなりました。

エクスプレス・パスの変更や払い戻しはできないことがわかり、結局、ダイナソーが含まれるパス4スリルを追加購入することになったのです。

そのため、前述の4つに加えて、ザ・フライング・ダイナソー、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド、バックドラフト、ジェラシック・パーク・ザ・ライドも乗れることとなりました!その代わり、出費は結構高いものになりましたが・・・。

旅行初日はいつもより早く起床し、荷造り等を済ませ、朝ごはんは駅弁にする為、何も食べずに駅に向かいました。いつもは早足の私より、はるかに遅い妻と息子の足取りも、この日はいつになく速かったのでした。

全国各地の有名駅弁を取り揃えた、今ホットな"駅弁屋 祭"は未だ早朝にも係わらず、物凄い人で賑わっていました。新幹線の出発時刻を気にしながら、偶然にも妻も息子も北海道の特産を散りばめた海鮮弁当を、私も蟹をふんだんに使い野菜サラダも加味したヘルシーな丼を手に取り、長蛇の列に並びました。

何故か焦ることなく、この車両がそうだねと言いながら新幹線に乗ると、ちょうどドアが締まり静かに動き始めました。十分余裕を取ったはずなのですが、結構際どい一瞬でした。

新横浜迄は朝食タイムとなりました。そう言えば、昔、車中で弁当を食べる時は、決まって併せて買ったポリ茶瓶の日本茶と冷凍みかんが懐かしく思い出されました。現在はもうないのでしょうか?

まもなく、息子はあらかじめ百均で買ってあげたトランプをおもむろに出し切り始めました。久しぶり〜十数年ぶり?のババ抜きが始まりました。最初こそ、息子がババになったのですが、その後は立て続けに私がババになってしまいました。どうも妻が息子からババを引いた私の表情と仕草をつぶさに見抜き、ババの位置を見抜いていたのだと推察しました。

やがて、朝早かったせいもあり、いつの間にか皆眠りに陥り、名古屋を出た後、京都、そして新大阪に到着しました。駅員に路線を訪ねて、JRで新今宮駅に行けばよいことがわかりました。

自分にとっては久々の大阪で、何故か懐かしい感じでいっぱいです。息子も飛び交う大阪弁を真似しながら、テンションが上がってきたようです。

今日目指すは、ヨーロッパやアジアなど16カ国のお風呂をイメージした温泉を初め、プールやリラクゼーションも満喫できる、巨大温泉テーマパークの「スパワールド世界の大温泉」です。東京の施設とは違うおおらかさがあり、とてもくつろげる楽しいオアシスなのです。

それは、なにわの昭和レトロな下町〜新世界にあり、大阪のシンボル〜通天閣も直ぐそばにあり、大阪人のソウルフード〜串揚げの聖地でもあり、名店がひしめきあっています。

IMG_3902.JPGチェックインできる時間迄、未だ時間があるので、一応宿泊の手続きを済ませ、荷物を保管してもらい、写真撮影も兼ねて、昭和の匂いいっぱいの新世界を散策することにしました。日曜の昼前時、多くの老若男女で賑わっていました。

IMG_0849.JPGおいしそうな串揚げの名店が細い路地にひしめき合い、呼び込みの声がこだまします。ガイドブックでチェックした串揚げの原点と言われる、だるま総本店を初め、てんぐ、八重勝等老舗の店はどこも行列で直ぐには入れない状態です。そこで店構えも大きく、イチゴやバナナの鮮やかな串揚げ写真が目を引く、エビスと言う店に入ることにしました。

IMG_0848.JPG各種串かつとダシたこ焼きのセット、豚玉のお好み焼き、焼きそば等を注文し、目の前の鉄板で自分達で焼き始めました。どれもこれも絶品です。お好み焼きは、全国の中でも、やはり大阪〜関西風が一番おいしいかなぁ〜。


IMG_0846.JPG写真で見たフルーツの串揚げは、いつの間にか、息子があっという間に、平らげてしまいました。また、最後に残ったご飯は、鉄板の上に全部空けて、余っていたキャベツを加え、ソースだけで味付けした極めてシンプルな男のチャーハンとしましたが、これもおいしいと皆言ってくれました。これは、私が幼い頃、父親が作ってくれた唯一とも言える手料理でもあります。

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その後は、ビリケンさんの置物を初めとする、各種土産物を陳列した店を初め、通天閣界隈の商店街を散策しながら、スパワールドに戻りました。そして早速、世界の大温泉を堪能することにしました。

古代ローマ、ギリシア、アトランティス、イタリア・カプリ島、スペイン、地中海、フィンランドのヨーロッパゾーンと日本、イスラム、ペルシヤ、バリ、ドクタースパ、大檜風呂のアジアゾーンがあるのですが、今月は前者が女性用、後者が男性用になっていました。私はローマやギリシアの風呂を期待していたので、少し残念でしたが・・・。

spaworld.jpg桜のエキスが入った山里の湯を初めとする各種露天風呂、イスラムの石風呂や大檜風呂などを堪能しました。風呂内の喫茶室では、軽食と各種飲み物が楽しめるのですが、新幹線内で懐かしく思ったあの冷凍みかんを見つけました。それとメロンソーダを注文し、しばし息子と小腹を満たしました。

夕方、最上階にあるプールで身体を鍛えようと息子と行ったのですが、競泳用ではなく、レクリエーション用の流水プールや造波プールで、何と、ウォータースライダーもあったのです。"うずうずバーン"と"ぞくぞくバーン"の2つのコースで乗り放題の申込みをして息子とチャレンジしました。

pool.jpg通常ならば、長い列を作りやっと乗れるのでしょうが、時間帯のせいもあったのかほとんど独占状態で、まさに乗り放題でした。でも、"ぞくぞくバーン"は特に傾斜が急で相当な迫力があったせいか、2回目で息子はお腹が痛くなり、止めることにしました。しかし明日の数々の激しいアトラクションの試し乗りとして、自信を持つことができました。

夜は、昔何度か行った梅田界隈のお好み焼き屋に行こうと思っていたのですが、このスパワールド内にも食事の出来る飲食店が立ち並んでおり、妻も息子も外出せずに、ここでゆっくりしようと口々に言ったので、そうすることにしました。

鶴橋風月と言うお好み焼きの店がとてもおいしそうだったので、そこで夕食をとることにしました。イカと豚肉のお好み焼き、焼きそば以外に、息子はとんぺい焼きを注文しました。

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先のプールでウォータースライダーの乗り放題の印のテープを手首に巻かれていましたが、これがいくら引っ張っても、引きちぎろうとしても、また噛み切ろうとしても取れず、鋏しかないと思っていましたが、店内で働く同じ名字のお兄さんに頼み、息子ともども切ってもらいました。有難うございました。

昼間のお好み焼きは、結構楽しみながら、自分達で作ったのですが、正直夕食時の今は、作るのが面倒だなと思っていました。やがて、この店ではスタッフの方々が目の前の鉄板で作ってくれることがわかかったのです。ショー的に見事な手さばきで作られるのを、皆見とれていました。

IMG_3912.JPGお好み焼きの具材、厚さ、食感、ソースの味も丁度よく、焼きそばの太麺ももちもち食感で、どれもとてもおいしかったのですが、息子が注文したとんぺい焼きは、とろけるような美味で久々の大ヒットでした。妻は、これ、うちでもできそうだね、と言いました。更に、妻は後で検索したようで、東京にもあるので今度行こうと騒いでいました。

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食後は、息子たちが部屋でテレビを見ている間、いつもとは逆に、マッサージをするのではなく受けに!出かけました。リラクゼーションのお店も館内にたくさんあったのですが、気に入った雰囲気の店で予約をしようとすると、1時間半待ちだったので諦め、直ぐ出来る気軽な感じのココチで全身のマッサージを受けました。もちろん強めでお願いしましたが、腰周りはかなり硬かったですねと言われてしまいました。仕事柄仕方ないのです・・・

その後はざっと入浴後、部屋に戻ると、息子が出てきて、母ちゃん寝てるから静かにね、と言われました。もう鼾をかいていました。

IMG_0852.JPG翌日はいよいよ、待ちに待った初のUSJ! 当初は、エクスプレス・パスがあるにも係わらず早く行き、開園直後、きゃりーぱみゅぱみゅのアトラクションも最初に並んで乗ろうと思っていましたが、朝はゆっくり過ごすことに急遽変更し、スパワールドを8時半頃出ることになりました。

ユニバーサルシティ駅を降りると、どれもこれも、もう街全体がUSJの雰囲気の建物で、不思議な感じでした。この辺は、ディズニリゾートとは違うと思いました。

IMG_0854.JPGそういえば朝食は未だ食べていなかったのですが、マックを見つけ未だそんなに混んではいなかったので、ここに取ることにしました。

IMG_0866.JPGUSJへの入園は9時半頃になりました。まずは、門の手前で記念撮影し、屋外のあちらこちらで行われるソウルミックスショーなどを見学後、魔法使いの雰囲気がいっぱいのハリー・ポッターのエリアに入りました。エクスプレス・パスの威力で、難なく入ることができました。

IMG_0869.JPGバタービールを飲み、筆箱等購入後、パス一番目の、ハリーポッター・アンドザ・フォービドゥン・ジャーニーに乗りました。私は映画は見ていませんが、さまざまなシーンが3D化され目に飛び込んできて、まるで手を伸ばせばつかめそうな迫力でした。

IMG_0872.JPG次に向かったのはのどかな漁村のアミティビレッジで、パス使用はジョーズとなりました。ボートのツアー中、人食いザメの襲撃を受けるのですが、激しい水しぶきの為、かなりびしょびしょになってしまいました。
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昼食は定時より早めにと考えていたので、ちょうど直ぐ近くにあったアミティ・ランディングというフライドチキンが名物のレストランで落ち着くことにしました。フライドチキンは息子の大好物なのです。息子と妻はそのセットを、私はシュリンプカツ・サンドセットを注文しました。早い昼食でしたが、皆平らげてしまいました。

その後向かったのは、恐竜が暮らすジェラ紀のジャングル、ジェラシック・パークです。ジェラシック・パーク・ザ・ライドは最後のスプラッシュダウンで、ずぶ濡れになるとのことだったので、あらかじめ百均で購入したレインコートを着たのですが、それでも大部ずぶ濡れになりました。落ちる瞬間の記念写真は、皆、面白い顔をしていたので買うことにしました。

水濡れ系アトラクションの後はお勧めとガイドブックに書かれていた訳でもないのですが、隣のサンフランシスコ・エリアのバックドラフトに自然に向かいました。

大火災の恐怖を描いた映画「バックドラフト」を、撮影秘話なども交えて再現したものです。最後に案内される化学薬品工場では、火柱、熱風、轟音がまるで生き物のように、炎と共にこちらに燃え広がる感じで、結構な迫力でした。

グリークには、現在、消防士の方も5名程、厳しい仕事や訓練後の身体のケアに来られているのですが、まさに命がけの現場での仕事が思いやられ、大変さを痛感してしまいました。

IMG_0880.JPG続いてお隣はニューヨーク・エリアです。1930年代の街並みが広がっていて、とてもいい雰囲気です。ここで、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドに乗ることにしました。

高精細3D映像と激しくライドの動きがシンクロするバーチャルな世界で、スパイダーマンと悪の組織との激しいバトルに巻き込まれると言う設定です。ここでの記念写真は、何故か一同沈んだ感じだったので、購入はパスすることにしました。

IMG_0881.JPG直ぐ隣はターミネーター2:3-Dで、映画「ターミネーター2」の続編となるオリジナルストーリーです。企業プレゼンに訪れたゲストが、人間とターミネーターとの壮絶な戦いに巻き込まれると言うシナリオで、3D映像と舞台が交錯する近未来バトルが体験できます。巨大スクリーンの迫力満点の3Dバトルが面白かったです。

次は極めてオーソドックスなジェットコースターである、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドです。空を飛ぶような浮遊感が楽しめるマイナスGなる体感が可能なアトラクションです。

各シートにスピーカーが掲載され搭乗中のBGMをセレクトできるようになっています。きゃりーぱみゅぱみゅやSMAPのJPOP等々がありましたが、選曲している余裕などなく、何か英語のハイテンションのチャンネルを選んだようです。

眼鏡や帽子はもちろん、何とファスナーで留めたポケットの中の鍵も財布もすべてロッカーに入れるように担当のスタッフに指示されました。今日も何名か、財布等飛ばしてしまい、二度と出なかったとのアナウンスもありました。

スタート直後の急降下から始まり、女性?の甲高いキャーキャーと言う声が終始近くから響き渡り、これは年甲斐もなく妻の嗄声とてっきり思っていました。私は、久々のオーソドックスなコースターのスリルに酔いしれて感動の声を上げていました。後で息子の声が異常に嗄れていて、あの声は彼だったと判明したのです。

とにかく、このドリーム・ザ・ライドは、回転系等の追加の装飾がなく、ストレイトの急勾配のジェット・コースターの純粋のスリルが凝縮したアトラクションで、今回のUSJの中では私にとっては最高に面白いものでした。でも息子はこれだけは怖かったようで、あの甲高い叫び声も、素直にそれを象徴していたのです。


いよいよ、今回、家族全員、最も楽しみにしていたアトラクション、ザ・フライング・ダイナソーです。

IMG_0886.JPG特に、ザ・フライング・ダイナソーは、USJ15周年のクリエイティブ力と技術力が結集したもので、眼下に広がるジェラシック・パークの世界を、猛スピードで駆け抜ける次世代フライング・コースターとの触れ込みです。

IMG_0887.JPG世界最長、世界最大の高低差を誇る世界最高のフライング・コースター!スタートからゴールまでスリルが連続する、起伏の激しいコースレイアウトが特徴で、コース全長は1124m!

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40m近い高さから手足がぶらぶらの状態での高速落下は、体感重力もハンパなし!あなたは耐えられる?

IMG_0891.JPG暴走する恐竜プテラノドンに背中を掴まれ、全身むき出しで空を飛ぶ!ジェラシック・パークの世界を360度振り回される、日常が吹っ飛ぶスリル体験を!

IMG_0893.JPGこの3月18日にスタートしたばっかのフライング・ダイナソーは、ガイドブックの説明があまりに魅力的で、読むたびにどうしても乗りたくなったのですが、如何せん、これがなかったエクスプレス・パス4スタンダードで十分だと購入を決めたのは私でした。でも、実はパスの交換等は可能だと思っていたのですが・・・

IMG_0897.JPG前述したように一度購入すると、変更も払い戻しもできなかったのです。残念だと、たびたび妻に訴えていたのですが、何と妻が、パス4スリルの存在を突き止め、しかも太っ腹で自腹で購入を申し出たのです。今回はこのお言葉に甘えたのは、申すまでもありませんでした。

IMG_0899.JPG待ち時間を大幅に短縮したエクスプレス・パス4スリルの入手に至ったのですが、未だこのアトラクション開始前の2月だったことが幸いし、割と簡単に購入できたのです。3月18日のスタート後は、あまりの人気で、このパス自体、何ヶ月か先迄売切れ状態になってしまったようです。将に人気爆発で、開演直後、待ち時間500分ということもありました。私の先読みは正しかったようです。

IMG_0900.JPG興味深かったのは、このアトラクションでも、あの甲高い絶叫が再び響いていたことです。今度は、隣の息子が出しているんだなとわかりました。

でも、終了後、息子が異様に興奮して喜んでいることに気が付きました。  

「プテラノドン君有難う!本当に有難う!プテラノドン君よかったよ!」 

とか

「とうちゃんは前、・・・こう言っていたけど・・・、オレはちゃんとわかっていたんだ!」

とか訳のわからないことを立て続けにしゃべりながら、凄く感動していたのです。

あの絶叫も、先のアトラクションの場合とは全く異なり、今度は歓喜の気持ちイッパイで発していたようです。

気持ちが悪くなるので、幼少の頃から大の苦手であった、コーヒーカップに代表される回転系が若干含まれていて、父ちゃんとしては評価満点のドリーム・ザ・ライドに比べると、やや引くけど、息子は逆にダイナソーが殊の外気に入ったようなのです。

そして、昨今、反抗期の兆しも随所に垣間見えてきた息子ですが、この時ばかりは、息子の昔からの特徴であった極めて子供らしい側面が久しぶりに表れて来て、それが何にも増して嬉しかったのです!

帰りの新幹線は東京行き最終便のひとつ前の時刻のチケットを購入していたのですが、USJの主なアトラクションも堪能満喫し、疲れもあって、夕方6:30頃退園することにしました。

梅田の近くで夕食を取る計画もありましたが、弁当を買って車内で食べることにしました。新大阪駅で買うことにしましたが、弁当屋は意外に限られ、どこも長蛇の列でした。

結局3人とも関西の名物品が詰まった850円の関西味めぐりを選び、私だけ更に880円のかにごはん弁当を買いました。出発すると直ちに弁当を広げて全部平らげてしまいました。やがて、妻と息子は眠りに陥り、私だけ、この2日間の出来事などを手帳にしたためていました。

久しぶりの家族旅行で、初めてのUSJも一気に楽しんだ感じです。宿泊したスパワールドも東京とは又一味違うよさがあり、とても楽しかったです。これからも年に数回は、このような機会を持ちたいものです。

そして息子もいよいよ中学生、昨今、心身共に日々親の手元から離れてゆく感じです。大人に向かって成長してゆく姿は喜ぶべきことなのでしょうが、どこへ行くのにも手をつないで歩き、素直で子供らしく、あどけなさいっぱいだったあの頃が、ふと懐かしく蘇ってきます。

それにしても、ダイナソー乗車後のふるまいはかわいかったなぁ・・・

12周年に当たって

12周年〜開業後13年目初日の記念すべき日も、あっという間に忙しく過ぎてゆきました。グリークをライフサイクルの片隅に入れて下さっている多くの方々には、本当に感謝の念に堪えません。

思えば12年半前、人生初の開業に向かっての初めての具体的アクションは、周りの同志の仲間たちが当たり前に行う物件探しでも、図面引きでも、経営や採算の計画立案でもありませんでした。

それは、治療院の名前の商標登録だったのです。専門学校同期の仲間とのコミュニケーションを通してもあまり話題にならないことで、この業界では珍しいことだったと思います。でも、ずっと、自分の胸のうちでは温めてきたことで、ごくごく親しい友人にしか話していませんでした。開業する屋号の名前の知的財産としての権利化でした。たかが名前、されど名前なのです。

自宅の最寄り駅の直ぐ近くの小さなビルに入っていた特許事務所に相談に行くことから始めました。現状調査、出願、公開審査、登録査定までの各種手続きや期間を考えると、一番最初にやるべきだと思っていたのです。

「グリーク」の由来は、この院長ブログの最初の記事「グリークって?」(2004年5月)をご参照下さい。

脱サラ前は医薬品の研究開発に携わってきたのですが、発明を権利化する特許を初め、実用新案、意匠そして商標と、知的財産権の重要性は嫌というほど味合わされてきました。海外からの技術導入や共同研究等のライセンス契約の検討や評価にも、数々携わる中、薬やそれを生み出す技術以外に、それを周りから支える法的な支援体制がいかに重要であるかは、この時代に身につけたものだと思います。

特許事務所の商標の担当者は、叩き上げの感じで、本当に優しいお人柄の方でした。一から自分で何もかも切り開いてゆかなければならない張り詰めた状況の中、とても安心できてほっとする方でした。この特許事務所はその後移転してしまい、又お世話になった担当の方も定年退職して辞めてゆきましたが、この頃の緊張を交えた船出の一幕が今でもとても懐かしく想い出されるのです。

また最近とても嬉しいことに、新しいお客さんや常連さんに混じって、5,6年ぶり、7,8年ぶり、中には10数年ぶりと言った、凄く久しぶりの方々が、再び来院されるようになったことです。まるで古い昔の友人との関係が復活したような感じで、とても懐かしく嬉しく思います。

そして、様々な形で患者さんを治療している中で、実は自分が治療家として、そして一人の人間として、育て上げられているのだとつくづく感じます。本当に感謝、感謝の日々です。有難うございます。

11周年に当たって

十年一昔とは言いますが、それも乗り越え、気がつくと12年目に入りました。変わらない為には変わらなければならないと言う逆説的な言葉の意味が、今はわかるような気がします・・・

まあ、それはさておき、当院に足を運んで頂いている皆様と、12年目を無事迎えられたことへの感謝の気持ちで一杯です。有難うございます。

まさに、これぞ、男のマッサージですね!!と多くのアスリートやサラリーマンの方々に感動の言葉を頂き、とても嬉しく思っております。これからも、更なる満足度アップの為の研鑽を積んでいきたいと思います。

私の技術に納得してくれたお客さんの中には、事業拡大の展開を勧めてくれる人も少なからずいるのですが、私は社長になるつもりは、さらさらないのです。経営より、ひとりひとりの個人と向き合う臨床を一生続けてゆきたいと思います。もちろん、集客の為には経営的センスも必要ですが、それもあくまで一対一の臨床を着実にやってゆく為です。

私は男なので、同性の強みを生かして、基本的には男性の悩みを解決してゆきたいと思っています。男性向きの技術、手技やスタイル、雰囲気を追求するだけではなく、治療面でもED、男性不妊症、前立腺肥大症、男性更年期障害などに力点を置いているのはその為です。

また今後は、生活習慣病などで倒れた働き盛りのお父さんたちの職場復帰中のサポートもしてゆきたいと思っています。以前からリハビリの講習会を種々受けたり、勉強も進めており、それはスポーツ障害への幅広い対応ができることももちろんあるのですが、実はこのことが大きな背景なのです。

医療保険での短いリハビリ期間が終了してしまい、一方介護保険の適用になるには年齢的に未だ遥かに達していない、リハビリ難民になりがちな世代の彼らを、オフィス街にある治療院と言うこの場で、心身両面から支えてあげたいのです。

たとえ小さな存在でも、元気に生活を送る為のお手伝いをさせて頂き、共に喜び合える存在であり続けたいと思っております。

どうぞ、これからもよろしくお願い致します。

ディズニー満喫の土日

今年の5月の土日は、ディズニーのホテルに宿泊、ディズニーランドとシーの両方とも満喫することができました!

息子の誕生日のお祝いも兼ねて、毎年5月はどちらかで丸一日を過ごすのが恒例なのですが、今回は長年の夢だったディズニーのホテルに宿泊してゆったりと?その雰囲気を味わいつくすことができたのです。





昨年の秋頃、きっかけは忘れましたが、妻がもらしたディズニーのホテルに宿泊する夢のような話に、ディズニー貯金をすることを私は提案しました。ちょっとした外食や遊園地などに行くことなどを我慢して、その費用を捻出するのです。妻も息子も快諾しました。

貯蓄以外の具体的な行動も、昨年の11月に始まりました。半年前から予約を開始するディズニーのホテルの予約です。ディズニシー内にあるミラコスタが第一希望で、他にアンバサダーとディズニーランドホテルが候補です。





この3つのホテルのどこかに宿泊すれば、特典としてディズニーランドに一般のお客さんより15分早く入園できるハッピー15エントリーもあるのです。

これには、グリークの常連さんの情報も大変役立ちました。1日目はシーに、2日目はランドに行くようにすれば、何とシーにもハッピー15エントリーが適用されるというのです!HPにはこのような記載はないようで、妻に話してもそんなことないよ、と取り合ってくれませんでした。でも、私は自分の治療院の大切なお客さんが言うことに間違いはないと言い張り、電話して詳しく聞いてみることにしました。やはり、それは本当であることを確認しました。





ディズニーの超人気3大ホテルの宿泊予約の争奪の合戦が、11月〜12月の土日の朝9時に始まったのです。私と息子は、固定と携帯の電話で、妻はインターネットでそれぞれ予約を試みました。

1回目は全員ダメでした。電話は9時からずっと話中でつながりません。ネットもあっという間に、一泊50万円以上もする部屋以外は、予約終了となりました。

やがて、2週目、3週目と回数を重ねるうちにコツやタイミング等がわかってきました。電話はつながるのがやっとでしたが、妻のネットは予約取得に成功するようになったのです。

もちろん、超人気のミラコスタは瞬時に予約終了で、アンバサダーやディズニーランドホテルが取れるようになったのです。そしてとうとう、日本のホテルで人気トップのミラコスタの予約が取れたのです。

ただ、梅雨時の6月のが取れ、本当の希望日のは取れませんでした。でも、キャンセルが出るかも知れないわずかな可能性に一縷の望みを託しました。そして、キャンセルが出そうな1ヶ月前の4月某日、ついに希望する5月の土曜日のミラコスタのキャンセルがほんの瞬間に出て、神業で妻は射止めたのです。







ハッピー15エントリーの為、両日ともゆっくり行けるかと私も妻も当初思っていましたが、宿泊客だけが並べる列の順位をよくしようと、結局、ほとんどいつもと同じように早朝起床するハメにはなってしまいましたが・・・

さて、初日のシーにはハッピーエントリーで入園後、私と息子は超人気のトイストーリーマニアに向かいました。もちろん並ぶこともなくすんなり搭乗できました。その間、妻は超人気のこのアトラクションのファストパスを取得しました。

妻と一端合流した後、私と息子はストームライダーに、妻はビックバンドビートの抽選に向かいました。何と昨年に引き続き、シーでは一番楽しみなブロードウェイのミュージックシアターの抽選券獲得にも成功しました。






来年の年賀用にとミッキーとの写真撮影を済ませた後、インディジョーンズのファストパスを取得しました。

私と息子は朝一で練習したことになるトイストーリーマニアに、ここで家族全員で挑戦することになりました。ファストパスで直ぐ搭乗できましたが、普通ならもう3時間待ちでした。

結果は、何とスコアは息子がトップで、私が惜敗、妻はビリで、命中率は逆の順でした。それにしても、まだ息子には負けないと思っていましたが、敗れてしまいました。でも、こんなことでも何故か息子の成長が頼もしくも思われました。





昼食時はホライズンベイレストランで、各テーブルに遊びに来るミッキー達と写真に納まろうと思っていたのですが、あまりの長蛇の列にあっさりとあきらめ、代わりにシーで唯一ご飯を食べられる日本食レストラン桜に行きました。未だ11時前だったこともあり、すんなり着席できました。朝早かったせいもあり腹ぺこで、ディズニーの和食を堪能しました。











次にファストパスの終わりの時刻が近づいたインディジョーンズに搭乗。初めて列車の最前列に乗ることができ、写真の出来映えに期待しました。でもいつもこのアトラクションでは、撮影のタイミングがいつかわからずポーズが決められません。案の定、できた作品の列に目をやると、オオカミのように吠えまくった自分の顔に唖然としました。妻もこれは買わない方がいいと釘を刺してきました。でも今思えば、笑いの種の記念に買えばよかったと後悔しています。





この後はアラビアンコーストでマジックランプシアターなどを見て楽しみ、誕生日祝いにと、息子が気に入った手品も買ってあげました。





真夏のような暑さの中、シーでは絶対はずさないミートパイをパク付き、ジュースで喉を潤した後は、今日の宿、ミラコスタで小休憩をすることにしました。





今まで外観だけを眺めてはため息をついていたホテル内にいる喜びを家族全員感じているようでした。息子も感動して、ずっといたいようなことを述べていました。私も満ち足りた気分になる中、このホテルのコスチュームを着たミッキーのぬいぐるみがとても気に入り、ホテル内のショップで購入してしまいました。実物は、治療院待合室の受付カウンターの上で、皆さんをお出迎えしています。





今夜のディナーはここ数年でも記憶にない奮発したものになりました。中華レストランのシルクロードガーデンを予約してあったのです。




この年の春季限定の、見事なデザインと色合いの金属で出来た、ゆで卵入れ容器、エッグシェイプピックケースを息子の誕生日の記念に手に入れようと、1名だけ1万円を超えるスプリング・ヴォヤージコースを注文するつもりでした。

でも、この記念品を得る為には、このコースを、何と最低2名以上オーダーしなければならないことが記されてありました。仕方なく息子と私が注文し、妻は単品の焼きそばを注文することにしました。実際は小皿をもらい、皆で各料理は分けましたが・・・ 妻は後でご飯ものがないことに気づき、チャーハンにするべきだったと話していました。





更に調子にのって私はピーチワインを注文しました。ほろ酔いの中、どれも絶品の料理が運ばれてきました。息子のいい勉強の場だと、私はナイフやフォークの取る順や使い方など教えてあげました。





そして、ウエイターやウエイトレスの方々が、料理を運んできては、その素材、調理法、特徴などを説明してくれるのですが、それを神妙な面持ちで聞いている息子を見て、噴出しそうになりました。




各料理は、思い出としてスマホで写真に収めようとしたのですが、あまりに美しくおいしそうで、何品か撮るのを忘れてしまいました。





やがてトイレに立った息子は、ちょっとした冒険をしたようです。間違えて厨房に入ってしまい、シェフの方と会話をしたと楽しそうに戻ってきました。ここでも、ちょっとした事を一人でやりたがる息子を頼もしく思いました。

食後は海底2万マイルに搭乗しファンタズミックを鑑賞した後、夜のビックバンドビートを堪能しました。午後9時半、息子の希望でトイストーリーマニアにまたまた行きましたが、既に締め切りで並ぶことも出来ず諦めとなりました。

翌朝の朝食のパンと飲料を購入し、ミラコスタに戻り、入浴後就寝、明日の早くからの活動に備えました。




翌朝は5時前に妻は出発し、息子と私は朝食後7時頃に合流しました。





ハッピー15エントリーで入園後はまず、モンスターズインクを楽しみ、スターツアーズ、懐かしいマイケル・ジャクソンが登場のキャプテンEO、プーさんのハニーハント、ホーンテッドマンションに搭乗、更に息子はシューティングギャラリーに挑戦、スコア0点でした。





ハングリーベアレストランでカレーライスを食べた後は、初のカヌーに乗船。息子もオールを漕ぐと言う初体験に満足したようです。





ファストパスでビッグサンダーマウンテンに搭乗後、気をよくした息子がもう一度乗ろうと言い出し、再度ファストパスを求めようとしましたが、何と搭乗時刻が夜8時を過ぎていたので、諦めました。





その後、スターツアーズに再搭乗後、買い物をしました。息子と私が前から欲しかったカピバラのぬいぐるみが見当たらず、キャストに聞くと、何ともう入荷を止めたとのことでした。カピバラはどうしても諦めきれなかったので、後日、インターネットで検索し、製造元を突き止め、注文して入手することができましたが。










カリブの海賊に搭乗後、今回最後のイベント、ダイアモンドホースショーを楽しみました。ディナーを取りながらショーを見るのですが、案内されたのは何と最前列のど真ん中の席で、息子も妻も大満足の様子。息子は司会者と目が合い意気投合したのか、前に呼び出されて喝采を浴びていました。












































今回もいろいろ興味尽きない思い出の数々を作ることが出来ました。息子もあまりに楽しかったせいか、帰りはかなり名残惜しかったようで、言葉少なになってしまいました。

でも息子の頭をなでながら、来年も又来られるように、明日から又頑張るからねと鼓舞して、夢の地を後にしました。





10周年に当たって

おかげさまで、東京のマッサージの激戦地、神田で開業以来10周年〜11年目を迎えることができました!有難うございます。

マッサージと言えば、駆け出しの修行時代、忘れられない言葉があります。マッサージで一番大切なことは・・・私が初めて飛び込んでいったマッサージ繁盛店の社長の言葉です。

指や腕の力で押すのではない、全身の体重を自然に垂直に手に掛ける、・・・勉強した、いくつかの注意点が、頭をよぎりました。でも、決してそんなことではありませんでした。

『目の前に横たわるお客さんの身体、それが自分の一番大切な宝物と思い接しなさい。』ということでした。

今でも思い出しては、その意味するところを、噛み締めています。

大げさかもしれませんが、マッサージしているとき、お客さんと私の間で、無意識下での交流があるのかもしれませんね。

ですから、たとえ、テクニカルな技術自体がどんなに素晴らしくても、心?の交流がぞんざいだと、そのテクニックも届かないのだと思うのです。

オリンピックの東京招致成功で今はやりの、おもてなしの心にも通じるものがあるのかもしれません。

あと、鍼灸とマッサージの専門学校の卒業パーティーでの校長先生の言葉も忘れられません。

『我々の学校の生徒も、昔は女性はほんの一部に過ぎなかったが、今では男女半々と様変わりしている。彼女たちが卒業し、元気に活躍している。現在、医療分野においては、レディースクリニック等、いわゆる女性スタッフだけの、女性専科の医療機関が大変増えている。治療院も女性専科のところが増加し、我々男にとっては、ある意味、とても厳しい時代になってきた。でも、大丈夫、男は男で勝負すればいいんだから。』と。

確かに、女性が癒されるサロンは街中あまたある中、男性を主な対象にしたまじめなサロンはほとんど皆無なのが現状です。

男はつらいよ、ではないですが、男性は本来、弱い生物、損な役回りのような気がします。それでいてストレス解消の方法は、女性と比べて極めて限られているし、不得手なような気がします。そして、レディースデーはあってもメンズデーはまず聞かない。消費の多くの分野でも女性が優遇され、男性は蚊帳の外です。社会的制約も多い男性こそ、職場と家庭以外の駆け込める隠れ家的場所、もっと開放感あふれる雰囲気下で、心身ともにくつろげて、癒される場所が必要なのではないでしょうか。

その力に自分がなれたら・・・当初からそんな気持ちがありました。

男にしかわからない男の気持ち。そんなことをさりげなく汲み取りながら、このような客商売においても、同性であるメリットを存分に生かしてやっていきたい。治療やリラクゼーション分野で、女性であることを武器にバリバリ活躍する彼女たちを見ながらそう思っていました。

私も疲労が溜まるとケアを受けます。あ、そこ!という鍼でしか味わえないツボに当たったときの響きも、唾液腺が緩んでくる指圧やあん摩も好きなのですが、単になでるのではない、身体に溶け込んで響き渡っていくような感覚の力強いオイルマッサージの気持ちよさが、個人的には大好きなのです。

だから、オイルマッサージとは無縁の日本の多くの男性方にも、是非受けてもらい、その素晴らしさを味わってもらいたいのです。それにオイルマッサージは、疲労物質の除去作用が大変優れ血行もよくなるので、定期的に受ければ、成人病予防にもつながります。

特に男が満足できるパワフルなオイルマッサージは、やはり海外が主流です。学校の勉強や実技、国内の研修会や講習会ではとても不十分で、海外のあちこちで受けては、とろけそうに感動し、忘れないようにメモを取っては、半端じゃなく硬い身体の妻を相手に練習を重ねて身体に覚えこませ、本当のオイルマッサージなど未経験の多くの日本の男性陣に提供し、こんな素晴らしいものがあるんだと知ってもらいたくて、ここまでやってきました。

おかげさまで、グリークには、各種のスポーツ選手やスポーツを愛好するビジネスマン、格闘技その他の競技で心身を鍛えている、警察官、消防士、自衛官を初め、日々の仕事で疲労やストレスを抱えた多くの男たちが、他の所では決して受けられないと、ケア、メンテ、癒し、くつろぎを求めて日々来院されてます。

このようなグリークですが、どうぞ初めての方も、他では味わえない最上の時間を過ごしにお越し下さい。決して、がっかりはさせないと確信しています。

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