EDと東洋医学

私は、西洋医学から東洋医学に道を変えて、その素晴らしさを学び始めたとき、一番にピンと来たのが、EDこそ東洋医学〜鍼灸治療で直すべきものだということでした・・・
  
東洋医学、特に鍼灸治療は、自律神経や内分泌のアンバランスを是正し、精神面も含めて、全身的〜全人的な治療を行うので、適切に行えば、まさにEDにぴったりの治療法なのです。

QOL(生活の質)という観点から、治療薬の登場も含めて、今まさに認知されたかのように浮上してきたEDも、実は、陰痿とか陽萎とか、言葉こそ違っていても、2000年も昔から、鍼灸治療で治療されてきたのです。

治療薬の登場で、かなり前向きに口にできる状況になってきたとは言え、まだ、治療家の立場でも、EDに真剣に取り組み、適切な治療を行える人は、一握りしかいないと感じています。

鍼灸治療は、副作用がないし、一度直れば、もうやらなくても大丈夫な方も少なからずいます。

はり・きゅう治療は、副作用がないし、一度直れば、基本的には、もうやらなくてもいいのです。ただ、残念なことは、はり・きゅう治療でEDが治せるなど、まだほとんど知られていないことと、恥ずかしくて、治療に行きにくいことです。
ED患者は全国で1130万人、50代では2〜3人に1人と推定(日経新聞記事・平成17.10.1)されていますが、治療院どころか病院に行く人さえ、ED患者中まだ5%程度です。残り95%のED患者は、医療機関にも行けず、話し出せずに一人悩んでいるのです。それこそ、彼らが気軽に切り出せるシステムというか雰囲気作りも大切だと思っています。

EDは生命には関係ないとはいえ、悩んでいる人にとっては本当に深刻です。30〜40代では子供ができない、結婚できないと悩む人が多く、さらに、うつ症状や更年期障害等と併せて悩む人、離婚の問題と絡めて悩む人・・・、とにかく男としての自信喪失にはつらいものがあります。また、高齢者でEDの場合は、認知症になりやすいとも言われています。

個人により治療期間の長短の差は見られますが、EDは、はり・きゅう治療で治る疾患です(ごくわずかの治りにくい人には、別の方法の紹介も可能です)。

そして、EDはまさに健康のバロメーターで、現象として出てきているだけで、身体全体に問題があるのです。ですからEDの治療は、はり・きゅう治療のフルコースであり、他の悪いところも治ってしまいます。この点では、静脈叢のうっ血による瘤の形成による痔核を初めとする痔疾にも言及できます。痔疾も、はり・きゅう治療で治る疾患です。

とにかく、性交渉する前に、何かをしなければならない、ということがないため、いわゆる生理的な勃起を自力でできるという点で、とても優れています。

当治療院の鍼灸治療は、痛くないですよ。ツボの選定や組み合わせも大切です。一回 6,000円で経済的負担も少ないと思います。ぜひ、お試しください!

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このページは、greekが2004年10月19日 16:39に書いたブログ記事です。

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